Zoom の人気商品であるMSシリーズですが、コンパクトでシンプルな仕様ゆえに多彩なエフェクトを使い切れないというウィークポイントがあります。そのため、ステレオアウト端子を利用して外部フットスイッチやプログラマブルセレクターと接続して、パッチ切替を容易にできるようモディファイします。
動作モードが2種類あり、内部スイッチ設定により切替ができます。各モードの動作は以下のようになっています。
シングルモード
外部にBOSS FS-5Uなどの「アンラッチスイッチ」をモノラルケーブルで接続することで、フットスイッチを踏むたびに次のパッチに移動します。通常の動作では3つ並んだつまみの真ん中を押してからフットスイッチを押し、また真ん中のツマミを押して戻るという動作になりますが、これを自動で行います。これにより外付けフットスイッチではパッチを切り替え、本体のスイッチで表示されているエフェクトのオンオフを行うことができます。
4プリセットモード
ラッチ端子を搭載したプログラマブルスイッチャーとステレオケーブルで接続し、任意の4つのプリセットを選べるようにしています。あらかじめA~Dの4つのパッチを用意し、ラッチ端子のTipとRingの状態の組み合わせでパッチを選べます。こちらのモードではエフェクトのオンオフをすることはできませんので、スイッチャーのループに入れてエフェクトのオンオフをするようになります。